北米におけるEVのサプライチェーンに関する最新動向です
◆EVフロントフードの下から伺える各社の設計思想
→垂直統合で改善サイクルを高速化、モジュール化で工程削減
メルセデスはEV用の新たなレイアウトと新設計
→新設計で空間利用の自由度は制約されるが、EVとしてあるべき姿を打ち出す
自由度がある設計は、サプライヤーとの強固な連携+すり合わせが重要
◆SYSCOが800台のEVトラックをダイムラーノースアメリカに注文
シスコは食品流通最大手、自社トレーラーで冷凍、冷蔵輸送を行う
ダイムラーノースアメリカは、米国フレイトライナーを買収して販売首位
4月から受注開始、2022年後半から生産開始
バッテリー容量550kWh, 航続距離400Km, 8割の充電を60以内で完了
ディーゼルトラックも半導体部品不足で新車供給が不足
次週でトラックEV市場動向について詳細解説
対策: コンテナに積載されるSKU単位で到着予定を認識して洋上在庫引き当て実現
ご相談: 伊藤 sato.ito@sywk.net
◆TSMCがシンガポールに新工場建設を検討
アリゾナ州、熊本(2024年稼働予定)に次ぐ新工場建設の候補地
車載半導体も視野に入れた7~28ナノメートルのチップを製造(車載主流は20ナノ)
TSMCは車載半導体を優先的に増産(2022Q1 +28%)
半導体不足解消は2023年内解消見込みが2024年まで継続を予測
2024年以後は建設中の工場が稼働して供給過多に逆転
Source: TSMC investor report 2022 Q1
対策: コンテナに積載されるSKU単位で到着予定を認識して洋上在庫引き当て実現
ご相談: 伊藤 sato.ito@sywk.net
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伊藤 悟 Satoru Ito
Synergy Works
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