北米におけるEVのサプライチェーンに関する最新動向です
◆ VWは北米の現地生産を加速
内燃機関自動車メーカーでは最大の投資(以下グラフを参照)
北米では今年夏にID.4、24年にワーゲンバス、26年にSUVの生産を計画
2022年注文は生産キャパ超え、来年の注文で受付
サプライチェーン管理と強化に取り組んでいる(完成車はLNG自社運航RORO)
対策: 北米における調達先の開拓、メキシコの優良なサプライヤーのご紹介
◆ 高騰するアルミのリサイクル
アルミ切削における削り屑のリサイクルに関心が高まってます
一例として、モーター筐体、バッテリー筐体、インバーター筐体、減速機など
リサイクル業者に削り屑のまま引き取りさせてはCO2削減に逆行
溶解炉投入前にアルミ削り屑に付着する切削液の脱油が必要
切削工程後、遠心分離機で削り屑を脱油してブリケット化できたら溶解炉に投入可
VWは社内でアルミ削り屑をリサイクルして再利用
試作に関するご相談: アルミ試作部品を3Dプリンタで中西部で高速納品できます
連絡先: 伊藤 sato.ito@sywk.net
◆ フォードのピックアップトラックEV化戦略
主力車種F150のEV版の量産体制を確立、ミシガン州で生産
米国で過去40年間連続で最も良く売れた車のEV化
ベースモデル$39,974 、競合車と比較して最安値
バッテリーは韓国SKと共同で3つの電池工場を建設
フォードの課題は部品調達と品質管理 (例:2021 ブロンコのリコール)
◆ 州別のEV関連の投資
$5Bilion超えTOP5は、テネシー、ミシガン、ジョージア、ケンタッキー、カンザス州、中西部集中
新興EVリビアンの積極投資、SUVとトラックに特化
source: EDF report
対策:日本、アジア、メキシコからの国際調達管理の重要性が高まる中、今後予測されるサプライチェーンの混乱の対策を国際調達物流SCM専門のコンサル交え検討
関連記事:米国サプライチェーン動向レポート8
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伊藤 悟 Satoru Ito
Synergy Works
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