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米国EVサプライチェーン動向レポート5

更新日:2022年4月23日

北米におけるEVのサプライチェーンに関する最新動向です



テスラQ1純利益7.6倍、販売台数68%増

  • 上海工場で生産を再開 (在庫は2週間分程度、物流混乱の影響有り)

  • リン酸鉄リチウムイオン電池のシフトによるコバルト調達でリスクヘッジ

  • Q2見込み、Q1同等もしくは多少下回る程度

  • Q2に、テキサスとベルリン工場稼働

  • テスラは年内に増産体制を確立

source: Tesla 2022 Q1 Investor report



半導体待ち、半完成品車の在庫増

  • セットメーカーにおいて半導体待ち、半完成品車の在庫が急増

  • フォードエクスプローラー後部座席クライメイトコントロール機能を後付け販売

  • 車載半導体の部品供給が正常化するのは早くても2023年

  • 半導体部品サプライヤー:NXP, STM, Renesas, Onsemi, TSMC, Infineon, Qualcommなど



中国のエネルギー政策、原子力利用拡大へ

  • 火力発電の代替手段として原子力発電所を建設

  • 現在53基、今回は6基増設、2030年までは原子力発電は現在の2倍に

  • 中国生産のEVのライフサイクルCO2削減につながり販売アドバンテージとなる 




迫り来る、バッテリーの不足

  • 今後計画されるバッテリー生産工場立ち上げに対し、原材料の確保は追い付いてない

  • リチウム、コバルト、ニッケルなどは過去一年間で150%コスト増

  • 米国の垂直統合バッテリー生産企業(テスラ、GM)は鉱山会社と連携強化

  • GMはオーストラリアのグレンコア社からコバルトの長期の供給契約を締結

  • コバルトはコンゴ共和国54%、中国企業は世界のコバルト鉱山シェア35%確保

  • コバルト代替のひとつが、リン酸鉄リチウムイオン電池



メキシコからの調達

  • 中国EVバッテリー最大手CATLはメキシコでテスラに供給する生産を検討中


対策①:複雑化するバッテリーサプライチェーンの管理を一元的に管理するソフト活用

対策②:半導体製品輸送の貨物の個体管理、付帯情報(ロット、品番、個数等)連結など

お問合せ: 伊藤 sato.ito@sywk.net




他には無い切り口で、最新の情報をこれからもお届して参ります。



伊藤 悟 Satoru Ito 

Synergy Works

sato.ito@sywk.net www.sywk.net





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