北米におけるEVのサプライチェーンに関する最新動向です。
トピック1:EV化加速の兆し
ウクライナ侵攻によるガソリン価格上昇受け、欧州、米国でもEV販売台数増加
VWはチャタヌガ工場でのID.4生産開始を本年9月から6月に前倒し表明
VWのバッテリー供給先は韓国SKI, 同社はFORDとも提携、米国量産開始は2023年
米国外で生産されたバッテリーを輸入するサプライチェーンで生産開始を予測
トピック2:先行指標としてのドイツ市場の動向
欧州EVメーカー本拠地
ドイツは米国EVの一歩先
ドイツのロシア産ガス依存からの変換はEV化の後押しなる
大手T1, TE Connectivityなどとのサプライチェーンの繋がりを注目
resource insideevscom
トピック3:欧州市場で先行する韓国企業の動向
バッテリー供給国としての強味
Hyundai2車種あわせるとTesla Model3に次ぐ第二位
本国で苦戦するVW
初期段階におけるバッテリー供給は国際調達のサプライチェーン管理となる
resource: insideevscom
トピック4:テスラの原材料調達サプライチェーン
バッテリー原材料調達と加工はグローバル調達
バッテリーの自社生産は高度なサプライチェーン管理が要求される
トピック5:EV化によるサプライヤー再編
モジュール化の流れ
よりシンプルなサプライチェーンに緩やかに変革
再編化における内燃機関との二重のサプライチェーン管理負荷は重く、日系EV推進の妨げとなる
対策:
サプライチェーン管理のアウトソース化の検討(例:試作の一連の管理業務)
サプライヤー交えた、グローバル調達を同一プラットフォームで共同作業、進捗確認出来る様にする事 (EDI連携では事足りない)
具体的な方法論については、お気軽にご相談いただければ幸いです。
伊藤 悟 Satoru Ito
Synergy Works
sato.ito@sywk.net
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