今週のホットトピック
カナダCP鉄道ストライキ、3月20日から影響可能性有り
中国オミクロンによる都市閉鎖による影響
1:西岸レポート:
西岸沖待ち船舶数減少傾向
中国のオミクロンによる工場閉鎖は一時的には荷動鈍化要因
グローバルで予測が難しい要因が多発する中、米国内陸における海運コンテナ到着が読めない状況は改善されない
data source: Port of LA
沖待:25船 接岸平均:2.9日
対策案:即利用できるAIによる高度な海運コンテナ到着予測(RTTV)ソフト活用の検討
お問合せ:sato.ito@sywk.net
2:コンテナ運賃レポート:
参考指標:中国発米国向け40フィート下落傾向にあったが、中国の都市ロックダウンの影響で港湾機能に影響が及び滞留コンテナ増加、上昇基調への変化を予測
第一汽車集団の北東部工場の生産停止、間接的に米国サプライチェーンへの影響を懸念
3: 米国内トラック輸送レポート:
トラックフ運賃のフュルサーチャージはディーゼル燃料の市況価格と連動してます
燃料の高騰は今後も継続予測、上げ幅では最大要因
対策案:トラック輸送マッチングサイト利用した価格調査と代替輸送業者起用の検討
お問合せ:sato.ito@sywk.net
4:カナダCP鉄道ストライキ 3月20日(日)から影響の可能性あり
組合は72時間前通告を行い20日に3千人のワーカーが仕事を休む可能性があります
想定される影響は西岸発の船の輸出
青はカナダCPが運営する自動車積載、積み下ろし施設
data source: Canadian Railway
対策案:特定輸送業者に依存しないトラック輸送マッチングサイト利用した代替輸送の検討
お問合せ:sato.ito@sywk.net
5: 海運コンテナ運賃交渉のトレンド変化:
海運コンテナ輸送が売り手市場に変化する中、船社はフォワーダー経由よりも荷主と直接契約を望むトレンドがある。荷主が複数の船社を起用する場合、予約、コンテナ現在位置特定などの管理業務が足枷となり直接契約を阻む要因となっている。
対策案:即利用できるAIによる高度な海運コンテナ到着予測ソフト活用の検討
お問合せ:sato.ito@sywk.net
次回は半導体確保などのサプライチェーン内における問題により頻繁に変動する生産計画に対する対策も話題にとりあげたく思います。
伊藤 悟 Satoru Ito
Synergy Works
sato.ito@sywk.net
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